三重県の若い書道家と言えば・・・?
誰を思い浮かべますか?
・・・
・・・
・・・急にそんなこと聞かれても思い浮かばないですよね(笑)
書道の経験がある人や、普段からアーティストに幅広く興味を持っている人でもない限り、書道家の名前が出てくる人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
でも・・・・
実は三重県にはとんでもない書道家がいるんです。もう書道に興味があるとかないとかそんなレベルではなく、世界に誇れるアーティストとしての書道家です。
日本人ならかならず知っておくべき人物だと思ったので、恐れ多いですがこの場でご紹介させていただきます。
その書道家のお名前は伊藤潤一(いとうじゅんいち)さんです。
彼はまだ日本国内ではそれほど有名ではないんですが、世界的な実績を積み上げていっている若手の書道家・・・というよりもアーティストなんです。
まずはwiki風のプロフィールをまとめます。
伊藤潤一さんwiki風プロフィール
- 名前:伊藤潤一(いとうじゅんいち)
- 年齢:29歳(1986年12月19日生まれ)
- 出身:三重県海山町(現在の紀北町)
- 学歴:松阪市立松尾小学校→松阪市立西中学校→梅村学園三重高等学校→皇学館大学社会福祉学部
- 住所:三重県松阪市
- 結婚:未婚
- 職業:書家、アーティスト
- 職場:アトリエが松阪市内にある
- 血液型:B型
伊藤さんは今でこそ書道家として世界的に活躍されていますが、伊藤さんが書道を始めてから今までに至る経緯が凄いんです。
書道家と言えば、小さい子供のころから習い事として習字教室に通っているうちにだんだん将来を意識するようになって・・・とか、親が書道家だからそのまま書道家を目指してた・・・とか、
そんな経緯を想像してしまいますよね。
でも伊藤さんはそうではありませんでした。
伊藤さんが書道を始めたのは大学在学中の2007年です。当時は彼は21歳でしょうか?もう大人ですよね。そのきっかけとなったのはとある書道家の方との出会いだったそうです。
そこで普通は、書道教室などに通って書道の基礎や技術的なことをしっかり学んで練習しまくる・・・といった流れになりますよね。
でも伊藤さんはそうではありませんでした。
彼はいきなり路上での創作活動を始めました。場所は三重県の近鉄中川駅です。伊藤さんはそこで約1年間、筆と墨を使った表現活動しました。多くの作品を道行く人に提供していたんだそうです。
書道の初心者がいきなり路上デビューなんて・・・これはもうただ事ではありませんよ。
上手に字を書きたい、という気持ちではなく、何が何でもどうしても伝えたいことがある、という気持ちが内側から湧き上がって、周りにこぼれ落ちるほどの強い想いが伊藤さんにはあったのかもしれません。
それはそうとう強い想いだったはずです。
当時は「あなたの瞳を見て言葉を書きます」という看板を掲げて道行く人に作品を提供していたんだそうです。
伊藤さんは自らのフェイスブックでこう語っています。
僕の書道人生は、普通の「書家」と呼ばれる人たちに比べると、異端な書道人生を歩んできました。
師匠もいませんし、独学でやってきました。
決してエリートとは言えない道を歩んで来たからこそ、数年間伝え方にこだわってこれたのだと思います。そんな僕が伝えられること。
それは「可能性」です。
「書」は無限の可能性を持っています。
言葉を越えて、文化を越えて、世界をつなぐこともできます。
凄い文章ですね。彼は書道家として、自分にしかできないことを最初から今まで一貫してやり続けているんだと想像してしまいます。
めちゃカッコイイですね。
路上でデビューしてからわずか10年未満で、伊藤さんは世界に進出しました。最近では伊勢志摩サミットで作品を展示して、世界の要人から高い評価を得ています。
そんな伊藤さんは書道家として、アーティストとしてどんな実績を積んできたんでしょうか。気になる実績や作品をまとめてみます。
これまた凄いですよ。
伊藤潤一さんの実績や作品まとめ
- 2007年:路上デビュー
- 2009年:三重県内で初の個展を開催
- 2013年:スイス・モントルーアートフェア出展
- 2014年:永遠の朋友展(台湾)出展、国際平和美術展(パリ・ユネスコ)出展
- 2015年:ミラノ国際博覧会(日本館“JAPANESE ART TASTING EXPO 2015”)参加
- 2016年:主要国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)で装飾、演出を手掛ける。
伊藤さんが書道に出会ってからまだ10年経ってません。伊藤さんはこの短期間で路上から世界に羽ばたいています。
現在では店舗看板やパッケージデザインなども数多く手掛けたり、いろんなジャンルとのコラボレーション、ライブパフォーマンス、トークライブ、個展など・・・あらゆる形式での創作活動をされています。
伊藤さんは見た目はけっこうワイルドなんですが、人柄が明るくてフレンドリーなんですよね。
さらにちょっと驚きの実績がいくつかあるんですが、
伊藤さんは台湾にある、國立故宮博物院の国際正会員になっています。國立故宮博物院って世界三大博物館の一つなんだそうです。それだけでも世界に実力が認められているという証拠になりますよね。
また、今年2016年におこなわれた伊勢志摩サミットでの、夕食会場内の伊藤さんの展示作品が世界的に高い評価を受けました。しかも後日、伊藤さんがその作品を総理公邸に持って行って、昭恵夫人と並んで撮った写真が伊藤さんのフェイスブックにアップされています。
ここまで来るともう行くとこまで行った感がありますよね。
最近では世界的なトップダンサーである、あのケント・モリさんのPVの撮影協力をされています(1:08あたりから登場します)。
もちろん、これ以外にも多くの実績や作品がありますし、テレビ出演の機会も増えてきてこれからますます有名になっていくんだと思います。
11月1日放送の中京テレビの情報番組、『キャッチ!』にも取り上げられますね。今まで出演したテレビ番組の中で一番規模が大きい番組なんじゃないでしょうか。
まとめ
今回は三重県にとんでもない書道家アーティストがいるということで、伊藤潤一さんのことを調べてみました。
ほんとうにとんでもなかったです。
こうして日本人のアーティストが、日本の文化を発信して世界に影響を与えていくというのはなんかワクワクしますよね!
これから伊藤さんが世界にどんな影響を与えていくのか楽しみです。
読んでいただいてありがとうございました。
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