先日から「霞が関カンツリリークラブ(霞が関CC)」の理事長の木村希一氏が話題になってます。
霞ヶ関CCといえば、2020年の東京五輪のゴルフの競技会場なんですが、最近になってのこゴルフ倶楽部のある特徴が問題視されて、その件についてメディアに取り上げられるようになりました。
その問題とは霞ヶ関CCの、
女性会員を認めない
という考えです。
東京五輪に出場する各国のゴルフ選手には当然ながら女性選手がいます。その会場が、実は女人禁制だった、という事実は、
国内だけでなく、海外からも当たりがきつくなりそうです。
そこで今回はその霞ヶ関CCの理事長、木村希一氏のことを調べました。
木村希一の経歴や学歴と出身会社などは?
「木村希一」と検索すると、「経歴」「一橋大学」「キリンビール」などの関連ワードが出てくるんですが、
これが調べてもまだまったく関連性が出てこないんですね。
木村希一氏は現在、「霞が関カンツリリークラブ(霞が関CC)」の理事長をやっているんですが、
それまで何をしていた人なのか、は今のところわかっていません。
「一橋大学」を検索すると、一橋大学の同窓会が社団法人化した組織、「如水会」の名簿に彼らしき人物の名前が載っていました。
昭和39年の卒業生の(如水会の)代議員、として木村希一氏の名前が載っていました。これが霞ヶ関CCの理事長本人かどうかはまだわかりませんが、
昭和39年は西暦でいうと1964年なので、22歳で一橋大学を卒業したとしたら、現在は75歳・・・だとすると年齢的には合ってそうな気もします。
でも木村希一氏の卒業大学は慶応義塾大学なんじゃないか、という噂もありホントのところはわかっていません。
また、
木村希一氏と「キリンビール」との関係なんですが、調べると、「キリンビール会長」「キリンビール歴代役員」という関連ワードが出てくるにもかかわらず、
木村希一氏と「キリンビール」との関係をにおわせる情報がまったく見つからない、という現象が起きてます。
おそらく彼は、今回の霞ヶ関CCの女人禁制が問題になるまでは、メディアなどの一般の情報網にさらされるのことがほとんど無かったので、こんなにも情報が少ないんだと思います。
ただ、この霞ヶ関CCは実は今回だけでなく、以前にも一度問題になったことがあります。
それは、霞ヶ関CCが五輪会場に決定したときにさかのぼります。
霞ヶ関CCは以前にも問題になった
2020年の東京五輪の競技施設のことは、いろんな競技(水泳やカヌーなど)でもたびたび問題になってますね。
ゴルフもその例外ではなく、
ゴルフの競技施設については、実は現在すでに決定している霞ヶ関CC、ともう一つ、東京都の「若洲ゴルフリンクス」という選択肢もありました。
ちなみに「若洲ゴルフリンクス」は東京都港湾局が所有するゴルフ場です。
それに対して「霞が関カンツリリークラブ(霞が関CC)」は、超名門のプライベート施設です。
なので若洲でやれば激安で、霞が関CCでやれば借り上げ料が1億円以上はかかる、ということは明白だったそうです。
立地条件も霞ヶ関CCよりも若洲の方が圧倒的に優れていて、霞ヶ関CCは都内から車移動で最低1時間はかかる場所にあるんですが、若洲は、現在予定されている選手村からかなり近いです。
しかも・・・
2016年の猪瀬都知事時代に、東京五輪招致のときのIOCに提出された計画書には、ゴルフ会場は若洲と書いてあったそうです。
でも、その半年後の8月には、霞が関が最有力候補として選定されてそのままトントン拍子で霞ヶ関CCに決まった、とうことでした。
そしてさらに、
その決定には日本ゴルフ協会(JGA)という団体が大きく関わっていたという話があります。
これは政治的意図の臭いがプンプンしてきますね。
日本ゴルフ協会(JGA)は、アマチュアゴルフの統括組織です。
ホームページで会長や役員たちの名前をしらべると、それはもうとんでもない財閥や家系に属する人たちだらけなのがわかります。
そして、霞ヶ関CCを2020年の東京五輪のゴルフ競技の会場とすると決定したのは、実はこの団体だったと言われています。
つまり、公益社団法人日本プロゴルフ協会のメンバーがその決定にかかわることがなかったんだそうです。
オリンピックのゴルフ競技はプロゴルファーしか参加できません。
それにもかかわらず、日本プロゴルフ協会のメンバーが、この重要な決定にひとりもかかわっていなかった、というのは、ゴルフ競技やオリンピックに全然詳しくない人が聞いても、
「なんか変だな」
と思います。
まちがいなく凄い額のお金が動いてますねこれは。
以上の事実は、ジャーナリストの上杉隆氏が文藝春秋に、「東京五輪・ゴルフ会場決定の『闇』」という記事を投稿して一般的に明らかになったことです。
ひょっとしたら・・・
このタイミングで霞ヶ関CCの女人禁制問題が浮上してきたのは、こういった東京五輪に関する利権を世間にどんどん開示していこうという、東京都の小池知事がつくった流れの一環なのかもしれませんね。
まとめ
今回は、東京五輪のゴルフ施設の問題でスポットライトを受けている木村希一氏についてまとめようとしたところ、まだ情報が出回っていなかったので、
霞ヶ関CCのこれまでの問題や、なんでこのタイミングで女人禁制問題が浮上してきたのかなどを推測しながら思ったことをまとめました。
また東京五輪の利権か・・・
とあきれる人も多いと思いますが、これからまたいろいろと出てきそうですね。
ちょっとでも快適で満足度の高い、そして何より、日本にとってコスパの高い2020年の東京五輪を目指して、政治的にもしっかり運営してほしいものですね。
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