富士フイルムホールディングスで不祥事が発覚して、富士フイルムの9代目社長である助野健児氏が注目されそうですね。
富士フイルムホールディングスの子会社である「富士ゼロックス」のニュージーランドの販売会社で、
不正会計処理が数年間にわたって行われていて、損失額が375億円にもなっているそうです。
これは株主も相当怒るでしょうし、今後の対応に追われそうですね。
富士フイルムホールディングスは2017年3月期決算の発表も延期していたんですね。
前期と比べると17年3月期の営業利益は10%減、売り上げは7%減だったみたいですが、
株式の売却で得た利益をプラスすると、純利益は過去最高だったとのことなので、
こんな不祥事があっても業績や株価に大きな影響はないでしょう。
大企業ってすごいですね。
とはいえ、不祥事は不祥事なので今後の対応には追われそうです。
そんな富士フイルムの社長である助野健児氏はどんな人なんでしょうか。
助野健児はどんな人?経歴や学歴は?
助野健児(すけのけんじ)氏は1954年に兵庫県で生まれました。
現在62歳です。
出身高校は大阪府立北野高校です。超絶賢い学校です。
平成29年度の進学実績は・・・・京都大学が64人、大阪大学が81人、神戸大学が46人です。すごい数ですね。
助野健児氏はその北野高校を出て、京都大学法学部に入学します。
そして1977年に大学を卒業した後、富士写真フイルム(今の富士フイルムホールディングス)に入社したので、
助野健児氏は生え抜きで社長になったんですね。
助野健児氏は富士フイルムに入社以来、ずっとして経理・財務畑にいました。
富士フイルムのアメリカ法人のCFO(最高財務責任者)やイギリス法人勤務を合わせると、
12年間の海外経験を持っています。
2012年からは経営企画本部長として会長の古森重隆氏や、8代目社長の中嶋成博氏の右腕として働き、
2013年に取締役経営企画部長になり、
2016年に富士フイルムホールディングスの社長兼COO(最高執行責任者)になりました。
助野健児氏がもっとも長く在籍した部署は、「経理・財務部門」だったんですが、
今回発覚した富士フイルムの不祥事は、数年間にも及ぶ不正会計処理だったので、
なんとも皮肉な話になってしまいましたね。
8代目社長の中嶋成博氏が、若い頃にかかった病気の後遺症で体調を崩すことが多くなり、
急きょ、当時は取締役執行役員だった助野健児氏が社長に選ばれたんです。
そう考えると、今回の海外法人の不正会計の不祥事は、前の社長のときから行われていたはずなので、
助野健児氏にとっては嫌な時期に社長になったものですね。
まとめ
今年に入って大企業の不祥事がけっこう目立ってますね。
東芝や郵政グループの話もなかなかインパクトのある話でした。
富士フイルムホールディングスの不正会計も損失額が375億円と、金額的にはかなり大きいように思えますが、
会社自体はビクともしていないみたいなので、やっぱり大企業は凄いです。
でも社長は大変ですね。
助野健児氏は2016年に社長に就任してまだ1年しかたっていないのに、このタイミングで発覚するなんてツイてないです。
8代目社長の中嶋成博氏はもう表に出る必要もないので、
助野健児氏がこれから前線に立って対応していくことになります。
会長の古森重隆氏は対応してくれるんでしょうか。
コメントを残す