この世界の片隅にのリンと周平は付き合ってたの?座敷わらし説は微妙か?

【ネタバレです】

アニメ映画の「この世界の片隅に」出てくる、「二葉館」で働く遊女の白木りんとすずの旦那さんの周作が実は付き合っていた?

という情報をネットで見つけたので、

急いで原作の漫画を読んで確認しました。

そしたらですね、2人はけっこう真面目なお付き合いをしていたみたい、でした。

アニメの方では、りんと周平の関係はまったく描かれていなかったですし、りんが出てきたのは少しだけでした。

でも原作漫画では、りんはアニメよりも多く登場して、すずとりんとのやりとりの中で、りんと周作との過去の関係も明らかになってきます。

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「この世界の片隅に」の原作でのりんと周作はどんな関係?

アニメでも原作でも、りんと周作との直接の絡みはほとんどありませんでした。でも、原作漫画の方ではりんと周作の2人がそういう関係だった、ということが予想できるシーンはいくつもありました。

ちなみにすずさんは自力でその事実にたどり着きます。

たとえば16話で、すずさんがリンが働く二葉館の前に座って話をしているときに、リンはすずさんに紙切れを見せます。そこには白木リンの名前と住所が書かれていました。

それがあるとリンが名札を書くときとかに「写すだけ」で済むから、と親切なお客さんが書いて渡してくれたんだ、とリンは言います。

リンは小学校を半年しか通っていないので、文字の読み書きができません。

そんなリンを見かねて、親切にもリンを指名したお客さんが、白木リンの名前と住所を書いた紙きれを渡してあげたんです。そしてその親切なお客さんというのが、他でもない周作だったわけですね。

周作は自分のノートの表紙を切り取って、りん名前と住所をそこに書いてあげたんです。ほんとに優しい。

すずはこの紙切れをリンに見せてもらったときは、周作とリンの過去の関係には気づいていなかったんですが、あるとき、すずさんは周作の部屋を詮索することになり、そのときにこの紙切れと同じ紙質で、表紙が同じサイズに切り取られた周作のノートを発見します。

なんですずさんはそんなことをしたのかというと、すずさんの周りの人たちが白木リンとすずさんのことを比べるような話をたまーにしていたからですね。もう気になっていてもたってもいられなくて、周作がいないときに部屋に入って調べたんです。

例えば17話では、周作の親戚のおばさんからは

  • すずさんはええ嫁さんじゃね
  • 好き嫌いと、合う合わんは別だから
  • (周作は)一時の迷いで変な子に決めんでほんま良かった

・・・とかですね。

どうやらこのおばさんのセリフや周作の家族の様子からすると、

周作がりんに入れ込んでたのは家族や親せきもみんな知っていた、ということが予想できますね。つまり周作とリンは本当に結婚寸前まで行っていた可能性があります。

もちろん、真面目な恋愛だったのかもしれませんが、当時は恋愛結婚すら珍しい時代だったのに、軍の関係者が遊女である女性と恋愛結婚するなんて想像を絶する大反対を受けたことは予想できますね。

それにしても好き嫌いと、合う合わんは別、という言葉はホントに深い言葉です。教訓ですね・・・結婚は奥が深いです。

もちろん周作とリンの関係は過去のことではありますし、今は関係は終わってるわけです。

でも、すずさんがあまりにも白木リンとは正反対の女性(いい意味で)で嬉しかったので、周作の家族や親戚はすずとリンをしょっちゅう比べていたんでしょう。

 

あとは、すずさんは周作が白木リンにプレゼントする予定だったお茶碗を見つけてしまったりもします。

すべてを知ってしまったすずさんは、

「知らんでええことかどうかは、知ってしまうまで判らんのかね」

と一人でこぼします。

もちろん、すずは最後まで周作に問い詰めるようなことはしません。

元気がないすずさんを見かねて周作が「もしかして子供が出来んのを気にしとんか?」

と聞くと、

すずは「代用品のことを考えすぎて疲れただけです」

とポロッとこぼすことがありました。

代用品=すず、というニュアンスを込めて言ったんだとしたら、けっこうエグい皮肉ですね・・・。

でもすずはそれくらい悩みすぎて疲れていたんですね。実際に子供が出来ないことを悩んでいました。

そしてすずさんは白木リンの友達でもあるけど、リンは自分に無いものを全部もっている凄い女性だ、と思っているので嫉妬というよりは絶望しているという感じでした。

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まあ結果的には、原作漫画の中でも周作とりんが直接絡むシーンはなかったですし、周作とすずさんは最後までお互いが好きで、微笑ましい夫婦でした。

周作とりんの過去の関係はあくまで、すずさんの苦悩の1つだった、ということでしたね。周作はたしかにすずを選んだことは最良の選択でしたよ。

あと、

白木りんは座敷わらしだった、という説もネットで出てきますね。

白木りんは座敷童?普通の人間?

幼少期、すず、すみ、そして兄の3人で伯父さんの家に遊びに行ったとき、家の屋根裏から1人のボロを着た女の子が出てきます。

それからその子は縁側に置いてあったスイカの食べ残しを、むさぼり始めました。

その様子を目撃したすずは、その子のために新たにスイカを取りに行ったんですが、戻ったころには女の子はもういない。

すずがスイカをもって呆けているすずを見て、おばさんたちは

「この家には子供はいないよ」「寝ぼけてたの?」

と言ってました。

そしておばあちゃんがですね、

「スイカここに置いとき。放っておいたら食べに来るかも」

と言われたので、すずはそうしました。

着物を置いていたら着に来るかな・・・と思って、すずは着物も置いて帰ります。

そしてすずは帰りにお兄ちゃんに、

「すず、お前が見たのは座敷童じゃないかのぅ」

と言われました。

 

まあ確かに、

子供がいない家の屋根裏部屋から出てきて、

すずにしか見えていない、

というのはあまりにも不自然ですよね。

 

でもおばあちゃんは何か知っていそうでした。

すずの話を聞いてすぐに、放っておいたら食べに来るかも

と提案したし、

原作漫画では、おばあちゃんが、すずが置いていった着物をあの女の子に着せている描写もあります。

あの女の子は、すずとおばあちゃんだけが見えた、座敷童なのかもしれませんね。

でも・・・

アニメでは

すずとりんが呉で初めて会ったとき、

りんは、

うちは貧乏だったから人の食べた(スイカの)皮ばっかりかじっとったよ

いっぺん親切にしてもろて、赤いとこ食べたねぇ

と言ってたので、

「あの子じゃん」

って思いましたよね。

住んでた場所も伯父さんと同じ「草津」だったし・・・

やっぱり座敷童じゃなくて、実在の女の子だったのか?

とも思ってしまいます。

実際にどっちなのかは最後までついに判断できなかったですが、

ネットでは、

りんは実は座敷童で、すずをずっと見守っている

という意見もありますね。

個人的には、

りんは座敷童じゃなくて人間だと思いますが。

りんは人間で、大人になってからすずと再会を果たした、という方が一番ステキな感じがしますし・・・

でも、

りんは実は座敷童で、おばあちゃんとりんにだけ見えた。そしてりんは人間として大人になりながら、すずと周作を引き合わせた

・・・とかでもロマンチックでいいですね。

「この世界の片隅に」は戦時中の広島の日常を、かなり現実感たっぷりで描写していますが、

人さらいの化物などの非日常な要素あるので、独特の世界観で引き込まれます。

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