この世界の片隅にのネタバレだけど最後のワニの正体はお兄ちゃんの嫁?

アニメ映画「この世界の片隅に」の最後のシーンで、物語の最初に出てきた「人さらいのバケモノ」がもう一度、周作とすずの前に現れるシーンがありますね。

原爆投下によって変わり果てた広島で、すずと周作が初めて会った橋に立って話しているとき、2人の背後をあの人さらいのバケモノが通り過ぎていきました。

2人もそれに気づいて、人さらいのバケモノを目で追っていると、人さらいのバケモノが背負っているカゴの中から、可愛いリボンを付けたワニが出てきて、すずと周作に手を振っていました。

 

 

 

 

 

 

 

初めて観たときは「え?なんでワニ?」

と思った人は多いと思います。

実は原作漫画の方では、あのワニにも立派な(?)エピソードがあるんですが、アニメ映画「この世界の片隅に」の方では描写されていませんでした。

かといって原作漫画の「この世界の片隅に」でも、あのワニは本編には出てこないんですが、原作漫画では3ページにわたって描かれた、「鬼いちゃん冒険記」というショートストーリーの中に出てきます。

そしてこの「鬼いちゃん冒険記」には、

  • 人さらいのバケモノはすずのお兄ちゃん(要一)だった
  • あのワニはお兄ちゃんの嫁だった

ということが予想できる描写があるんです。

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「鬼いちゃん冒険記」を読めばあのワニの正体がわかる?

原作漫画に掲載されている「鬼いちゃん冒険記」は三部に分かれていますが、ストーリーとしてはかなりブッ飛んだ内容になっています(笑)

この「鬼いちゃん冒険記」の画風から察すると、これはすずの右手が失われる前に、すずが戦場に赴いている兄の要一を主役にして描いた漫画、という設定ですね。

電子書籍版の原作漫画でいうと下巻に掲載されています。

 

まず「鬼いちゃん冒険記」の一つ目のエピソードは、

すずの兄(要一)である「鬼いちゃん」が、船に乗っていたら、船よりもデカい巨大イカに襲われて船が沈没するんですが、「鬼いちゃん」はそのイカを口から出る炎で焼いて、そのイカを仲間と一緒に食べる、という話です。

おそらく、すずの強烈な思い出補正がかかって「鬼いちゃん」がバケモノみたいに強い、という設定になっているようですね(笑)

そして「鬼いちゃん冒険記」の二つ目のエピソードで、ワニが出てきます。

アジアのどっか(ニューギニア?)の湿地帯で行軍していると、「鬼いちゃん」はワニ(のちの嫁)に襲われて頭をかまれました。でも「鬼いちゃん」はそのワニの尻尾をもってブンブン振り回して、空を飛んでいた戦闘機に投げつけました。その戦闘機はワニの激突によって墜落するんですが、「鬼いちゃん」の頭に墜落します。

さらに、「鬼いちゃん冒険記」の最後のエピソードでは、

「鬼いちゃん」はそのワニ(のちの嫁)と一緒に、墜落させた戦闘機をバクバク食べます。

さらに「鬼いちゃん」は、食べ残した戦闘機のフレームを使ってワニ(嫁)と一緒に家を建てます。

それから「鬼いちゃん」と嫁(ワニ)はラブラブな生活を送ることになるんですよね。

最終的に「鬼いちゃん」は、あの「化け物」とまったく同じ姿になっています。

そして最後、「鬼いちゃん」は周作とすずを入れていた、あのカゴを背負って外出する・・・

 

 

 

 

・・・以上が「鬼いちゃん冒険記」のあらすじになります。

おそらくその後に、「鬼いちゃん」は周作とすずをカゴの中に入れて、2人を引き合わせることになったんでしょう。

なかなか猟奇的なストーリーですけど、描写が可愛くて微笑ましい限りですよね。

 

アニメ映画のほうの「この世界の片隅に」の最後のシーンに出てきたワニはまさにこのワニなので、

あのワニの正体は「鬼いちゃん」のお嫁さん、なんです。

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兄の要一が「鬼いちゃん=人さらいのバケモノ」?

セリフや補足説明などが一切ない、この「鬼いちゃん冒険記」ですが、最終的にすずの兄の要一が「鬼いちゃん=人さらいのバケモノ」になるまでの一部始終を描いているようにも見えますね。

そう考えると、すずは兄の要一はニューギニアで戦死した可能性もあるが、あの兄がそうなるとは思えないので、何らかの形で生きていると確信してあの「鬼いちゃん冒険記」を書いたということなのかもしれません。

そして、

やっぱり戦死していたすずの兄は、そんなすずの想像力や気持ちに応えて「鬼いちゃん=人さらいのバケモノ」となって時間を遡り、すずと周作の前に姿を現した・・・

・・・もちろん、これは勝手な想像ですが、「この世界の片隅に」は答えの無い要素がけっこうあるストーリーなので、思わず想像をステキな方向へと膨らませてしまいますね。

兄の要一が「鬼いちゃん=人さらいのバケモノ」である、という考察もとてもステキな想像なので好きです。

この考察(想像)についてはコチラで詳しく書いています(⇒この世界の片隅にの鬼(人さらいのバケモノ)の正体はどう解釈する?)。

「この世界の片隅に」は何回見ても面白いし癒される

以上が、アニメ映画「この世界の片隅に」の最後のシーンに出てきたワニの正体の予想でした。

このアニメや漫画にはいろんな伏線もあって、現実的な日常風景の中に絶妙にファンタスティックな要素も入れてきます。それがワニであったり「鬼いちゃん=人さらいのバケモノ」だったり、座敷童(りん)だったりするわけですね。

本編には出てこないけど、「鬼いちゃん冒険記」などのショートストーリーや、アニメのエンドロールで、不思議に対するヒントを散りばめてくています。

普段は漫画を買わない人も、「この世界の片隅に」の原作漫画は持っておいても損はないと思いますね。

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