この世界の片隅にのリンが座敷わらしから遊女になるまでのエピソード

アニメ映画「この世界の片隅に」に出てくる「りん(白木りん)」が、あの座敷童わらしだったという説がありますね。

まあ説というかですね、それは真実なんですがアニメの本編だけではその判断はできないんですよね。

アニメでは「すず」たちが草津のおじさんの家に遊びに行ったときに、「すず」だけが座敷わらし(みたいな女の子)の姿を目撃して、彼女にスイカをあげようとするシーンがありましたね。

草津のおじさんの家には、おじさんとおばさん、そしておばあちゃんしか住んでいないはずなので、人ではない妖怪、つまり座敷わらしなんじゃないか・・・そんなニュアンスが含まれてました。

でもアニメの本編では、「すず」が見たその女の子は、のちの「白木りん」であると確信できるシーンは無いんですが、その可能性を匂わせるシーンはありました。

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アニメでは「すず」と「りん」は大人になってから呉で出会いますが、一度話したっきりでその後は絡んでいないんですよね。

ただ、そのときに「りん」はあの草津のおじさんの家で見た座敷わらしの女の子なんじゃないか?と思わせることを「すず」に話しています。

りん:うちは貧乏だったから人の食べた(スイカの)皮ばっかりかじっとったよ

りん:いっぺん親切にしてもろて、赤いとこ食べたねぇ

と言ってたので、

「あの子じゃん」

って思いましたよね。

「りん」が住んでたという場所も「すず」の伯父さんと同じ「草津」だったし・・・

実際にどっちなのかはアニメの本編では最後まで判断できなかったですが、まあそうだろうなという感じですね。

 

ただ、

あの座敷わらしが「りん」だった、ということがわかる描写はアニメ(本編ではない)にもありますし、原作の漫画には本編で出てきます。

アニメではエンドロールの最後に出てきます。

原作漫画では、本編の41話「りんどうの秘密」に出てきます。

電子書籍版でいうと、下巻に掲載されています。

 

原作の漫画の方では、時限式の不発弾で失われた「すず」の右手が、「すず」の意志から離れて「白木りん」の物語を描いていきます。

「白木りん」の物語についてはアニメのエンドロールも原作漫画も微妙な違いはあるけどほとんど同じですね。

そこにどんな物語が書かれているのかというと、

貧しくて子だくさんの家に生まれた「りん」は、口減らしとしてお金持ちの家の子守りとして売られるんですが、売られた先での重労働に耐え切れずに「りん」逃げ出します。

そして「りん」の逃げ出した先が、あの草津の「すず」のおじさんの家の屋根裏でした。「りん」はしばらくはそこにいたみたいです。実はおばあちゃんだけが、屋根裏に「りん」が住みついていることを知っていたみたいですね。

「りん」は「すず」に見つかりながら食べ残しのスイカにかじりついているシーンもありますし、「すず」のおばあちゃんが「りん」のために着物を作ってあげているシーンもあります。

その後「りん」は草津のおじさんの家を出て、行き着いた呉の遊郭で、遊女の付き人として働くことになりました。もちろん成人になるにつれて「りん」も遊女として働きます。

そして、そこで周作に出会って周作の優しさに触れて恋に落ちる・・・

そんな物語がつづられています。

 

とても切ない話ではありますが、この話を読むと、

あのとき「すず」が見た、屋根裏から出てきてスイカの食べ残しをかじっていた女の子は「りん」だったということがわかりますね。

また、

子供のころから過酷な環境で必死に生きて生き抜いた「りん」の逞しさや、優しさのルーツを一瞬ではありますが、垣間見ることができます。

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