ハウルの動く城の解説!なぜ戦争やってるの?理由を調べてみた

ジブリのアニメ映画「ハウルの動く城」は、他のジブリの作品に比べて、観ていると疑問に思うことがけっこうあったりします。

たとえば、

  • なんで戦争してるの?
  • なんでソフィーは魔女に魔法をかけられておばあちゃんになったの?
  • なんでソフィーはハウルの城を壊した?
  • なんでソフィーは若くなったりおばあちゃんに戻ったりしたのか?
  • なんでソフィーの髪の色が変わったのか?
  • ソフィーの魔法はいつとけたのか?
  • 王子をカブにしたのは誰?
  • なんでハウルはサリマンの元にソフィーを送ったの?
  • カルシファーの正体は?
  • マルクルはなんでハウルといるの?

など・・・あげるとキリがないですよね

こんなに気になる要素をてんこ盛りにする映画は意外と少ない気がしますが、考えられる理由としては、「ハウルの動く城」の原作が「魔法使いハウルと火の悪魔」という長編小説なので、説明しきれない部分が多々あったことが考えられますね。

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もちろん、そんな細かいことに気をとらわれなくても、「ハウルの動く城」はとても素敵な作品なのでそのままのストーリーで十分に楽しめるんです。

でも、一旦気になってしまうととことん調べたくなる・・・「ハウルの動く城」をもっと楽しみたい・・・そんな人も多いと思います。

今回はそんな「ハウルの動く城」の数ある疑問の中でも、「ハウルの動く城」のストーリーの背景にある戦争はなんで起きたのか、その理由を考えたいと思います。

作中はかなり激しい戦争の描写がありました。民間人を大量に攻撃している場面もあったし、戦力の確保のためにハウルが欲しい、というやりとりも何度もあったので、「ハウルの動く城」のストーリーの土台には戦争があるといってもいいんじゃないでしょうか。

ただ、アニメの映画を観ただけでは戦争が起きた理由やきっかけについて、ちょっとピンとこない人も多いようです。

なので、アニメ映画だけでなくて、原作の内容も踏まえながら個人的な意見を書いていきます。ネットで調べてもいろんな意見があるんですよね。

解説!なぜ戦争やってるの?その理由は・・・

これはですね、アニメ映画の方の「ハウルの動く城」のストーリーだけでは十分な説明ができません。

ただ、戦争が起きたきっかけとなった出来事は、隣の国の王子が行方不明になったことです。そして隣の国が、サリマンのいる国の仕業だと決めつけて戦争が始まったという背景です。もともと両国は仲が悪かったのかもしれません。

この戦争のきっかけについてはアニメ映画のラストシーンでうかがえます。

サリマンがソフィー達の中にスパイとして送った犬の「ヒン」が、カカシのカブが隣の国の王子の姿に戻って国に帰っていく様子の映像を、サリマンの水晶玉に送ったシーンで、

サリマンはヒンに文句を言いながらも隣の国の王子が生きていて、彼が国に戻ることを知ります。

そしてサリマンは、

サリマン:総理大臣と参謀長を呼びなさい。このバカげた戦争を終わらせましょう。

と付き人(金髪のハクみたいな子)に言いつけていました。つまり、隣の国の王子が生存した状態で国に帰れば戦争の火種はなくなる、という理屈ですね。

また、

カカシのカブがソフィーのキスによって隣の国の王子に戻ったとき、荒れ地の魔女(元)は、

荒れ地の魔女(元):あなたは国に帰って戦争でもやめさせなさいな

と王子に言っています。そして王子も

隣の国の王子:そうさせていただきます。戦争が終わりましたらまた伺いましょう。

と言ってました。

ネットで調べると、王子をカカシに変えたのは荒れ地の魔女だとか、サリマンがやった、という意見もありますが、カカシが王子に戻ったとき荒れ地の魔女(元)は驚いていたし、サリマンも「このバカげた戦争を終わらせましょう」と言っていたし、二人とも違うはずです。

サリマンが戦争の黒幕説もあるけど・・・

たしかにサリマンはハウルの敵という立ち位置で、悪役のようにも見えましたが、彼女は戦争を引き起こすようなことはしていないと思います。

サリマンは戦争がしたいのではなくて、ハウルが欲しくて欲しくてしょうがなかったんです。そのためには手段は選ばない、という執着がサリマンを悪役に見せていると思うんです。

じゃあなんでサリマンはハウルが欲しいのか?

理由は大きく分けて2つあると思います。

  1. ぶっちゃけハウルが好きだから(個人的な感情)
  2. ハウルの戦力が尋常じゃないから(戦争に勝ちたいから)

 

ぶっちゃけ好きだから、というのは、優秀な弟子としてもそうだし、ハウルの見た目の美しさもあると思います。付き人たちの姿を幼少期のハウルそっくりに創るくらいですし。

あとはハウルの戦力が尋常じゃないから、ですが・・・アニメ映画ではハウルは黒い鳥人間に変身してたった一人でアホみたいにデカい飛行軍艦を駆逐してましたよね。

もしハウル1人の存在で戦況がひっくり返る可能性もあるとなると、敵国の王様がハウルを口説いてハウルと敵に回すとヤバいから、なんとしてでもサリマンはハウルを手に入れる必要があった・・・

・・・そんなところでしょうか。

ソフィーにも怒られてましたが、サリマンはハウルの内面のことをあまり知らない、というか興味がないようでした。あるのは個人的感情と自分の国を守るという使命感だったような気がします。

だからこそサリマンはどんな手を使ってでもハウルの居場所を突き止めるか、自分の元に連れてくるための算段を建てていたんです。そんなサリマンの執着が彼女を悪役的な立場にさせたような気がします。

まあとにかく、サリマンは戦争の黒幕ではない、というのが個人的な見解です。

 

じゃあ誰が隣の国の王子をカカシに変えて行方不明にしたんでしょうか?そいつがこの戦争を引き起こした黒幕ということなるんですが、映画の方ではそこまではやっていなかったですね。

ところでなんで映画では戦争の黒幕などの描写がなかったんでしょうか?

尺が足りないから?

いえいえ、それはジブリだからです!

戦争の黒幕をみつけてやっつける、という話もアリだとは思いますが、ジブリなんだしもっとホンワカしてほしいという期待が大きいと思うんですよね。

だからソフィーとハウルのハッピーエンドがメインになったんだと思うんです。

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これからも母の言いなりの人生を送るはずだった、引っ込み思案でコンプレックスの塊だったソフィーが、皮肉にも老婆になって初めて自分の意志で家を飛び出してハウルと出会い、「失うものは何もない」精神でまったく別の人生を歩むことになる過程や、

誰よりも才能に恵まれているのに、怖いものにはどうしても足がすくんでしまう臆病なハウルが、守るべき存在(ソフィー)を見つけて怖いものに立ち向かう勇気を手に入れたり・・・

なんといっても二人が結ばれるという結末とかですね・・・これぞジブリって感じですよね!

なのでアニメ映画の「ハウルの動く城」の戦争の話はそこそこで良かったんだと思うんです。

原作だけに出てくる戦争の黒幕的なものがいるけど・・・

まあもちろん「ハウルの動く城」の戦争の黒幕は気になるのでちゃっかり調べるんですが・・・

実はですね、

原作の方では人間同士(国同士)の戦争は起きてません。軍艦が民家を焼き払うような描写もないんです。つまり、隣の国の王子というのはアニメだけのオリジナルキャラなんですよね(カカシは出てきます)。

そして行方不明になるのは隣の国の王子ではなくて、魔法使いサリバンがいる国の王様の弟であるジャスティンで、原作の中で実際に争っているのは、サリバンがいる王国と荒れ地の魔女です。

まずはサリバンが王様の命をうけて、荒れ地の魔女を討伐に行くんですが負けてバラバラにされます。そのあとにジャスティンがサリバンを捜索しにいくんですが、やっぱり荒れ地の魔女にバラバラにされて行方不明となります(2人とも生きてます)

ハウルはそのいざこざに巻き込まれている、というわけです。

とはいえ、アニメの争いの黒幕と、原作の争いの黒幕は同一人物のはずです。

アニメでははっきりと描写されないですが、消去法でいってもあいつしかいません。

 

あいつというのはですね、

アンゴリアン先生です。

・・・

・・・

・・・誰やねん!

 

ですよね!

アニメ映画「ハウルの動く城」にはアンゴリアン先生の「ア」の字も出てこなかったですし。

でも、アニメの方で隣の国の王子を行方不明にしてあの戦争を引き起こしたのは、間違いなくこのアンゴリアン先生なんです。

彼女は何者かというと、超絶美人の魔法の先生・・・を装っている「火の悪魔」です。そしてハウルがカルシファーと契約しているように、荒れ地の魔女がアンゴリアン先生と契約しています。

ただ、契約とはいっても、荒れ地の魔女は人間としての寿命はほぼ尽きている状態なので、実際にはアンゴリアン先生が荒れ地の魔女を操っているという状況です。

なので、原作では王国VSアンゴリアン先生なんです。

「火の悪魔」といえばカルシファーもそうなんですが、アンゴリアン先生はカルシファーとはまた違う種類の「火の悪魔」でして、力はさほど強くはないんですが悪知恵が働いて人を騙すことに長けています。そしてやることがエゲツナイです。

原作では、隣国の王子を魔法でカカシに変えるのではなく、王子やサリマンの体をバラバラにして合成人間や犬の一部にしちゃいます(もちろん、魔法でバラバラにしているので生きてはいますが笑)

そんなサイコパスな美女で「火の悪魔」であるアンゴリアン先生は、なんでまたアニメで人間の国同士の戦争を引き起こしたり、原作で王国を敵に回すようなことをしたのか?

「火の悪魔」である彼女にとって人間同士が争うことになんのメリットもないような気がしませんか?まあ悪魔なので趣味とかでやりそうですが・・・

 

そしてやっぱり、アンゴリアン先生は戦争を引き起こすことが目的ではなくてですね、彼女の目的はハウルの心臓を奪うことでした。つまり、ハウルと契約することがアンゴリアン先生の悲願だったんです。

だって荒れ地の魔女なんかよりもハウルの方が美しくて若いからですね!

ただ、

さっきも書きましたが、アンゴリアン先生は火の悪魔としてはあまり強くないです。ハウルやカルシファーとまともに戦っても勝ち目はありません。なのでアンゴリアン先生がカルシファーからハウルの心臓を奪うには、悪知恵をはたらかせて緻密な作戦を練らないといけません。

ハウルの心臓を奪ってハウルと契約を交わすためには・・・カルシファーからハウルの心臓を奪う・・・そのためにはハウルの居場所を特定する・・・・そのためには・・・と逆算して行ってきめ細かな手順を決めて、アンゴリアン先生はそれを実行に移します。

その過程で、王様の弟のジャスティンやサリマンをさらってバラバラにして組み替えたりしていたんですね。

アンゴリアン先生は荒れ地の魔女を操っていたので、結果的にハウルは荒れ地の魔女から逃げ回っていたことになりますが、ハウルはアンゴリアン先生から逃げていたんです。

まあとにかくですね、

「ハウルの動く城」でずっと起きていた戦争や争いごとの黒幕は、原作に出てくるアンゴリアン先生でした。

戦争の本当の原因はハウルかも・・・笑

よくよく考えると、ハウルが動く城で逃げ回っていたからこそ、ソフィーがおばあちゃんになったり、原作では荒れ地の魔女やアンゴリアン先生が王子やサリマンをバラバラにしたり・・・そのせいで戦争が起きたりですね・・・しているわけですよ。

もちろん、ハウルが荒れ地の魔女やアンゴリアンよりも弱いならしょうがないんですが、ハウルってめちゃくちゃ強いんですよ(アニメ映画のサリマンには勝てそうにないですが)。

最初からハウルが魔女とかぶっ飛ばしてれば戦争も起きなかったんじゃないか、と思ったりもします笑

でもそこがハウルの奥深いところですし、ステキなストーリーの構成要素のひとつでもありますよね。

なにしろハウルが臆病だからですね!

ハウルは弱いから臆病というわけではなくて、ハウルはめちゃくちゃ強いけど、怖いと感じたものからはとことん逃げる性格なんです。

ハウルの中では、強い相手=怖い、ではなく、怖い=強い相手、なんです。

そんなハウルが、どうしても怖くて強い立ち向かわないといけないときはどうすればいいのか、それはアニメ映画では、ソフィーをサリマンの元に行かせたことがそのまま作戦になってました。

ハウルは怖いものに立ち向かう時、絶対に守るべきものを、あえて敵のそばに送ります。そして全力で守るときに勇気と力が湧いてくるんです。

原作ではハウルはアンゴリアン先生の近くにハウル自身の家族を置いていました。

ハウル:「もし魔女があそこで何かしようとすれば、こっちだって腹が立つから魔女に歯向える」

こんな作戦はとんでもない作戦ですが、彼なら「もうハウルったら!」で済みそうです。実際にハウルの家族はかなり怖い目にあってましたが。

まったく罪深い男ですが、ハウルには世界を振り回すほどの力と魅力があるということで、やっぱり戦争の黒幕はラスボスのアンゴリアンということにしておきましょう。

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