今回はシンゴジラでカヨコ・アン・パタースン役を演じた石原さとみさんの演技と英語力についてまとめたいと思います。
今さらって感じですが(笑)
どうしても『シンゴジラのヒロイン』というと、尾頭課長補佐(市川実日子)や花森防衛大臣(余貴美子)、ベテラン官邸職員の小母さん(片桐はいり)が頭に浮かんでいっぱいになってしまっていたので、
カヨコ・アン・パタースンまで頭が回らなかったですね。
ちなみにこのシンゴジラ三大ヒロインキャラは、シンゴジラの上映が始まってからジワジワと人気がきました。
その一方で、カヨコの話題として
『シンゴジラでの石原さとみさんの演技と英語力はどうなの?』
という話題はシンゴジラの上映が7月29日から開始して、まっさきにネットであがりました。さすが石原さとみさん。重要ポストをまかされた大物女優ですね。良くも悪くも影響力がケタ違いです。
そしてそんなカヨコ役を演じる石原さとみさんに対しての評価は、かなり酷評の寄りの賛否に分かれましたね。
もちろん賛否なので、石原さとみさんを絶賛する声もあがってますよ。実際はどっちが多いのかはわかりませんが。少数でも酷評の方が話題に上がりやすいので。
さて結論から言いますと、トピステ管理人は、シンゴジラでの石原さとみさんの演技力は最強だったと思うし、かなり叩かれている英語セリフもあれでいいと思ってます。
その理由を説明します。
まずはカヨコの役柄をまとめます。
カヨコの役柄は?
石原さとみさんが演じるカヨコの役柄ですが、これはみんなに嫌われるヒロインですね。
トピステ管理人がシンゴジラで最初に彼女を見た印象としては、
『こいつなんか腹立つな~嫌いだわ』(←役柄に対してです)
というものでした。
さらにカヨコが出てくるたびに
『いや~今の表情きついわ~』
『今の英語…早く読んでるってだけでちょっと違うよな~なんか歯がゆいしあんまり聞きたくない』
『態度デカいな~こいつ』
(注意:すべて役柄に対してです)
などと、日常生活においてあまり見たくないものを見るときの感情そのものをカヨコに対して抱いていました。
また、カヨコが着ている服装も、大阪の天神橋筋商店街で歩いていても何の違和感もない配色で、ちょっと感覚がズレているなぁと思いました。
まるで・・・
おとなしい性格の日本人女性がアメリカに留学して向こうでハジけて、日本に帰国したらアメリカにかぶれて別人になってエライことになってました・・・的な、
ちょっと違う感が全開でした。
本当によくやってくれました
でもそれって石原さとみさんが自然体で演じた役柄じゃないと思うんですよね。
明らかにこれは石原さとみさんが得意とするキャラクターではないと思います。
にもかかわらずこの、みんなに嫌われるヒロイン、という役柄を全力投球で演じてくれた石原さとみさんは、
本当によくやってくれた
と思います。
シンゴジラのストーリー的にも、暗に『アメリカ=一人よがり(?)』のような構図が成り立ってます。なので『アメリカ=カヨコ(でもちょっと日本より)』というイメージを抱かせる必要があったんでしょう。
だからこそカヨコは、嫌われるヒロインという役柄にする必要があったんだと思います。
そして、本来の石原さとみさんのイメージと、カヨコという役柄がまったく重ならないから、違和感を覚えたり、演技力に疑問を持ったりする人もいたのかもしれません。
でもその違和感が逆に、とんでもないインパクトを生み出したことも事実です。
カヨコが初めてマフィア梶田さん扮するボディガードと登場したとき、
『なにこいつ!!!』
って思いませんでしたか?
あの衝撃は今でも忘れられません。シンゴジラに出てくるキャラクターってみんな愛せるキャラばかりなのに・・・
唯一カヨコだけが、『こいつ嫌いだわ~』と認識してしまうキャラなんですよね。
そしてほかの愛されキャラが引き立つという効果もなきにしもあらずで・・・なんか物語に深みが出たような気もします。
ほかに誰ができるの?
ネットではもっと英語が堪能な女優さんにカヨコ役をやらせればよかったのに、という声も上がってましたけど、
他に誰がいるの?
と思いますね。
シンゴジラに出演している俳優さんは、業界トップクラスの大物や、最強の演技力を持つ実力派たちですよ。そんな俳優陣の中に混じって、その中でも圧倒的な存在感を示せるような知名度と演技力、実績を持っていて、
かつ英語が堪能な女優さん(もちろんめちゃカワイイ)って・・・
しらないです(笑)ピッタリすぎますそんな人。
でもその『英語が堪能』という部分以外をすべて満たしていたのが石原さとみさんだったのかもしれません。しかも英語がまったくできなというわけではありませんしね。
たしかに、石原さとみさんが演じるカヨコの英語セリフに関しては、聴くたびにノドに魚の骨が引っかかっているときのような違和感を感じます。
でもそんなのお構いなしにネイティブでもないのに全力投球でやりきってくれたんですよ。
庵野監督はたぶん、石原さとみさんなら、全力投球でこのカヨコ役をやってくれると見込んで彼女にオファーを出したんだと思います。
庵野監督からすると、英語の発音なんて優先順位の最下位だったんじゃないかと思います。
まとめ
今回はシン・ゴジラでカヨコ・アン・パタースン役を演じた石原さとみさんの演技と英語力にスポットを当てて、思うことをまとめてみました。
たしかにカヨコ役はかなりハラ立つ役柄でしたが、
庵野監督と石原さとみさんは、それを狙ったうえで全力投球の演技でカヨコを表現してくれたと思うので、
石原さとみさんは本当によくやってくれたと思います。
読んでいただいてありがとうございました。
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