ピコ太郎目線からの村上春樹さん風PPAP!アッポーペン!

前回の記事で村上春樹さん風のPPAPを紹介しましたが村上春樹さんのPPAPがそれっぽい!ペンパイナッポーアッポーペン)、

実はなんと!

ピコ太郎の目線での村上春樹風PPAPも、天才によって創作されています。

作者さんは『Minami』というツイッターアカウントをお持ちの方です。

ピコ太郎目線?それってどういうこと?と思う人もいるかもしれないので、一応説明します。

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村上春樹風PPAPには、2人の登場人物がいます。

  • 1人は、主人公である『ある男』
  • もう一人は言うまでもなく、ピコ太郎

・・・ですね。

村上春樹風のPPAPは、『ある男』がピコ太郎と不思議な時間を共に過ごした様子や心理が描かれています。

『ある男』視点のお話なんですね。

なので、作品のほとんどが『ある男』が感じたことを自分の心の中でつぶやいている場面がほとんどです。

そして村上春樹風PPAPには、会話がほとんどないんです。

まず村上春樹風PPAPに出てくる会話文を全部書き出しましょう。

ある男:『そのリンゴ、食べないのかい?』

ピコ太郎:『アッポーペン』

ある男:『なるほどね』

ピコ太郎:『アッポーペン』

ピコ太郎:『パイナッポーペン』

ある男:『なるほどね』

ある男:その二つをどうするんだい?

ピコ太郎:『ペンパイナッポーアッポーペン』

村上春樹風PPAPに出てくる会話はこれだけです(笑)

このセリフとセリフの間に、『ある男』目線の村上ワールド独特の文体による心理描写がかかれているんです。

そして今回は『ある男』目線ではなく、『ピコ太郎』目線による村上春樹風PPAPを紹介したいんです。

出てくる会話文はもちろん全く同じです。

でも、会話文以外には今度はピコ太郎が感じたことを自分の心の中でつぶやいている様子が文章で書かれています。

ピコ太郎が、ある男とやりとりをして、PPAPを炸裂するまでのエピソードですね。

コチラです。↓

凄くないですか?

ガチの小説ですよこれは!

ではさっそく冒頭から見ていきます。

例えば僕が片手にリンゴを持っていたとしよう。

その大きさや形理由など、この話を聞いている君にとって興味深いものだとは言えないだろう。

しかし僕にとっては違う。僕が今リンゴを持っていること、それは僕が死ぬまでの人生の一部になる。

つまり僕にとって”僕がリンゴを持っている”という事実は少なくとも僕以外の他人に比べて重要なことのように感じるのは仕方がないのだ。

うん・・・なんか村上春樹風のようで、そうじゃない感じですね。でもこれを読んだ人は間違いなく、ピコ太郎がPPAPで、(エアー)リンゴを片手に持っているシーンを思い浮かべて

フフッ(笑)

ってなったはず。

そしてそんなピコ太郎がまるで小説のそれっぽく語ってるのがたまらんですね。

そしてもう一人の登場人物、『彼』が出てきます。

では彼にとってはどうだ。

彼だって”僕以外の他人”の一部に含まれるはずだ。しかし、彼は明らかにその事実に対して何らかの感情を持っているように見えた。それはあくまでも僕の主観によるものだと言われたらそうなのかも知れないのだけれど。

おいおいピコ太郎、一部とか含まれるとか事実とか・・・そんなことを真面目に考えるタイプだったのかよ・・・

要するに、おまえの手の上にある(かもしれない)リンゴのことが気になっている『彼』がいることは間違いないんだから素直に受け入れなさいって(笑)

「そのリンゴ、食べないのかい?」

ほらきた!突っ込まれてるよピコ太郎!

静かな教室に小さいはずの声が恐ろしいほど響く

思わず僕の顔に笑みがこぼれた。

それは、恐らく喜でも楽でもない感情。

僕は僕が分からないまま、もう下方の手に持っていたペンを勢いよく突き刺してこう言った。

えーっと、この場所は学校の教室だったんですね。

ピコ太郎と彼は中学だか高校だかの同級生なわけですか。

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「アッポーペン」

教室で、そのリンゴは食べないのかい?という問いに対して、

アッポーペン(笑)

やめて(笑)

すると彼は少しも表情を変えずに、

「なるほどね」

とだけ言った。

このくだりは何回見ても笑ってしまいます・・・・なにがなるほど、なんですか(笑)

一瞬時が止まったようにさえ感じた。

彼はまるで僕にさえわからない僕の心を容易く見透かしているようだった。

時が凍り付いたんですね。わかります。経験あります。どうするんですかこれ?

僕は続ける。

今度はパイナップルにペンを突き刺した。リンゴの時にそうしたように。そして言う。

「パイナッポーペン」

続けますよね。

彼はまた頷く。

「なるほどね」

なるほどね(笑)

ここは村上春樹風のセリフと雰囲気を踏襲してますね。

やっぱり絶妙な返しですね~

  • 「アッポーペン」→「なるほどね」
  • 「パイナッポーペン」→「なるほどね」

ですもんね。

単純なことですけど、なかなかできることじゃないですよこれ!

その時僕は気がついた。あぁ、そうか。

彼の僕に対する興味は彼のつまらない日常の一コマにすぎないのだ。

今日の給食は美味しいだとか、宿題を忘れただとか。

そんなものにも及ばないような小さい小さい一コマ。

ピコ太郎なりに、『彼』の「なるほどね」を分析するとこうなりました(笑)

そして・・・

僕は彼に対して怒りを覚えた。

『彼』が「なるほどね」しかいわないもんだからピコ太郎怒っちゃったじゃないですか!

それは僕の人生の一部を重んじないことに対する怒りなどと言った大それた話ではなくて、もっとこう、タイミングの様なものだったと思う。昨日のぼくならば何もしなかったような、そんなもの。そうだ、天気のせいにでもしておこう。

でも爆発するような怒りでもなく、タイミングの様なものだったそうです。ここの表現は独特ですね。でもなんかわかる感じがします。凄い。

そしてついに来ますよPPAP!

僕は彼に今日という日を忘れさせないことで反撃をしてやろうと考えた。今思い返すと、子供の頃の悪い頭を振り絞った結果にしては上出来だと褒めてやりたい。

PPAPは『彼』に対して反撃をするためにピコ太郎が生み出したものだったのか!!

僕は両手にペンが突き刺さったリンゴと、それからペンが突き刺さったパイナップルを持った。彼は言う。

「その二つをどうするんだい?」

僕はすかさず両手に持ったそれをぶつけ合う。

そして言ってやった。

「ペンパイナッポーアッポーペン」

そういうことだったんですね。

ピコ太郎のPPAPは・・・村上春樹風の『彼』にたいする、ピコ太郎のタイミング怒り、から生み出されたものだったんですね!

果たしてこの話が本当に僕の過去のきおくにもとずくものなのかどうか。

それは僕が言う必要はない。

少なくとも”今この話を君にしている”ことは僕の人生の一部になるのだから。

うーん・・・なにこの一冊の小説を読み終わった感は。

村上春樹風PPAPとはまた違った感覚に陥りますね。

あっちを読んだあとはなんか

『ヒャッハーーーー!!!ハルキサイコー!!』

って感じのテンションになったんですけど(詳細はコチラ→村上春樹さんのPPAPがそれっぽい!ペンパイナッポーアッポーペン)、

今回紹介したピコ太郎目線の村上春樹風PPAPは・・・・なんかじっくり味わってしまうおもしろさがありました。

個人的にはこっちの方が好きかもしれません。

ちなみにこの話を英訳して外国のピコ太郎ファンに見せたら本気にするんですかね?

友達がめっちゃムカついたから反撃してやろうと考えたのがPPAPだった!?

みたいな解釈になりそう。

まあこの雰囲気や世界観は日本人以外にはなかなか伝わらないかもしれませんね。

今回も素晴らしい作品を楽しむことができました。

ありがとうございました。

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