嶋貫和男の経歴は?天下りで問題の文教フォーラムと文教協会の関係

10年近くにわたって文科省の天下り(OBルート)のあっせんを主導してきたとされる、嶋貫和男(しまぬきかずお)氏が話題になってます。

国家公務員の天下りに関しては、2008年に改正法が施行されてから、現職職員が再就職のあっせんをすることなどを禁止してます。

でも、その翌年2009年から、今度は現職職員じゃなくて、文科省のOBを仲介役とする天下りがはじまりました。

まさに改正法の抜け道をついた手法の気がしますが、最初からこれをやるつもりでの改正法だったのかもしれませんね。

現在国会では松野文科省大臣をはじめ、嶋貫和夫氏に対する質疑がおこなわれてますが、嶋貫和男氏はいったいどんな人なんでしょうか?

スポンサーリンク

嶋貫和男の経歴は?

嶋貫和男氏は政治家ではないので、その出生や学歴などの情報が出回っておらず、今のところは直近のことしかわかってません。

現在67歳の嶋貫和男氏は文部科学省の人事課のOBです。

彼は2009年に文部科学省を退職してすぐに、教職員生涯福祉財団の審議役、文科省共済組合団体火災の保険代理店の顧問に再就職(天下り)しました。

さらに2014年に明治安田生命保険にも天下りしてます。

また、嶋貫和男氏は2016年4月に設立された「一般社団法人文教フォーラム」の代表です。

「一般社団法人文教フォーラム」は東京都港区の文科省がはいっている庁舎の目と鼻の先である一等地にあります。

それはどんな団体なのかというと・・・

ホームページもありますが、なんと1ページのみのサイトに、主な事業、ご挨拶、交通案内、の3つを簡潔にまとめてありますね(⇒コチラです)

文教分野における諸事業の充実発展を支援する、という理念みたいですが、ちょっと何してるのかがイメージできないサイトですね。

極めて抽象的な情報しか載っていなくて、どんな顧客に対してどんなサービスをしているのかもわからないです。

そういったところも国会では突っ込まれてますね。もちろん本人は・・・

天下り先のあっせんはボランティア精神に基づくもの、

という主張をしています。

でも、文科省から文教フォーラムへのお金の流れはすでに明らかになっているので、嶋貫和男氏がなんらかの利益を得ていたのは間違いなさそうですね。


追記:嶋貫和男氏の天下り先からの得ていた収入をまとめます(情報元:東京新聞)

2009年7月~2013年末:一般財団法人教職員障害福祉団体から審議役報酬として年700万円

2014年1月~現在:明治安田生命保険から顧問報酬として年1000万円

2014年1月~現在:文科省共済組合団体火災保険の代理店から顧問報酬として年500万円

明治安田生命保険には顧問として月に2回しか勤務していなかったそうです。時給に換算したら一体いくらなんでしょうか。

文教フォーラムと文教協会の関係は?

今問題になっている、文科省のOBによる天下りあっせんの話題でよく耳にするのは、「文教フォーラム」「文教協会」といった団体の名前です。

名前も似ているし、この両団体は密接に関係がある、と簡単に想像できてしまうんですが、具体的にどういった関係なんでしょうか?

結論から言うと、文教協会は、一般社団法人文教フォーラムの大元のような団体だそうです。

文教協会は、教育に関する調査や書籍などの販売を行っている公益財団法人で、「文教フォーラム」とは違って、ホームページもそれなりに作ってあります(⇒コチラ

ちなみに文教協会の役員は、9人中4人が文科省からの天下りです。また、今回の天下りあっせん問題の中心的存在とも言われています。

その文教協会に対して、文科省は2009年度から今までに、家賃・光熱費や書籍などの購入費を、合わせて1億5000万円を助成しています。

そして文教協会は、「文教フォーラム」に対して、家賃として年間300万円を負担したりしています。

国会でも松野文科省大臣は、

松野文科省大臣:文教フォーラムの事務所の賃料は、文教協会が負担して、文教フォーラムの理事長が、文教協会の参与に就いていた

と話してました。

スポンサーリンク

さらに、両団体の活動拠点ですが、文教フォーラムは、文教協会の分室の中に入っています。

一般社団法人文教フォーラムは、東京都港区虎ノ門1-14-1に位置する、郵政福祉琴平ビルの3階に入ってます。

報道ステーションではリポーターがその場所に訪問していましたが、ビルのエントランスにある、琴平ビルの3階の表札部分には「一般社団法人文教フォーラム」と書かれてたんですが、

「公益財団法人文教協会」という名前を消して、「一般社団法人文教フォーラム」と上書きした痕跡がありました。

この二つの団体の関係を予想すると、

「文教フォーラム」は「文教協会」の看板的な存在、といってもいいと思います。

なにか問題が起きたら、

最初にボコボコにされるのは「文教フォーラム」とその代表者の嶋貫和男氏。

大元の文教協会は可能な限りダンマリを決め込む・・・

そんな構想が最初からできていたのかもしれません。

・・・主観ですが。

まとめ

今回はいま日本で話題になっている天下りのことを調べて、気になったことをまとめてみました。

天下りは、官僚と政治家と企業がグルになって、ぜーんぶ国民の税金を使ってやってることなので、ちょっと悲しくなりますね。

なにも税金の無駄遣いはこれに限ったことではありませんが、最近の傾向としては、こういった既得権益がどんどん移動しているように思えます。

いままでおいしい汁をすすってきた人たちにとって居心地の悪い社会にちょっとずつなってきてるように感じます。

ちなみに文教協会は解散することが発表されました。(追記:文教フォーラムも解散します)

文教フォーラムとその代表者の嶋貫和男氏、そして文科省の大臣や政治家などを表に出して、

肝心の黒幕たちはトカゲのしっぽ切りのような形で逃げるつもりなんでしょうか(文科省の元事務次官である前川喜平氏のこともまとめました⇒前川喜平の経歴や出身高校は?息子などの家族や退職金について

いろんな複雑な事情が絡んでるので、すぐに解決できる問題ではないですが、ちょっとずつでも良い世の中になっていってほしいです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

『嶋貫和男の経歴は?天下りで問題の文教フォーラムと文教協会の関係』へのコメント