トールホールディングスの買収は日本郵政の西室元社長と諫山元副社長が?

4月20日に日本郵政が17年3月期連結決算で数千億円規模の損失を計上する、というニュースが発表されて話題になりましたが、

4月25日に日本郵政の長門正貢社長が、正式に500億円規模の純損失を計上することを発表することになりました。

今回の日本郵政の損失の原因は、日本郵政が2015年に約6200億円で買収した、オーストラリアの「トール・ホールディングス」という物流会社の業績不振です。

スポンサーリンク

その結果、長門正貢社長が会見を開くことになったんですが、

そもそも「トール・ホールディングス」を買収したのは、長門正貢社長の前の社長であり、東芝の元社長でもある西室泰三氏だったんですね。

その元東芝の西室氏は・・・「東芝の天皇」と呼ばれるくらい、東芝では絶大な権力を持っていたみたいです。

西室泰三は東芝の天皇と言われていた?

西室泰三氏は13代目の東芝の社長でした。

東芝は、15~17代目という3代にわたる社長が、粉飾決算などの不正会計に手を染めることになりました。その社長たちは以下です。

  • 西田厚聰(15代目社長:2005年6月~2009年6月)
  • 佐々木則夫(16代目社長:2009年6月~2013年6月)
  • 田中久雄(17代目社長:2013年6月~2015年7月)

こうしてみると、すべての始まりは15代目社長の西田氏のときのように見えますが、

実は西田氏が社長の時、西室泰三氏は東芝の相談役として、実質的に東芝の経営権を握っていたとされています。

東芝の没落は、2006年のアメリカの原発メーカー、ウエスチングハウス(WH)を6600億円で買収したことから始まっていて、

その買収劇を絵に描いたのも西室泰三氏と言われています。

つまり、今回の日本郵政と東芝は海外企業のM&Aによる巨額損失という点で、まったく似ているケースなんですよね。

なんと買収額も約6200億円と約6600億円とで似ています(笑)

西室氏は2015年にトール・ホールディングスを買収するときも、

「日本郵政は世界をリードする物流企業だ。アジア太平洋で最大級のトール社との組み合わせは強力」

と、自信満々で話したんだそうです。

まあ結果はあの通りだったんですが、

それにしても・・・

なんでこんなことが起きるんでしょうか?

西室氏はそんなに経営がヘタクソなんでしょうか?

スポンサーリンク

西室泰三が東芝でも日本郵政でも失敗するのはなんで?

理由は2つ考えられると思いますが、

まず一つは、

西室氏はほんとに経営がわからない、という可能性ですね。

日本の企業(組織)は大きくなればなるほど、サラリーマン社長がトップに立つようになります。

会社経営の経験や実績が全くない、文字通りサラリーマンしか経験したことがない人が雇われの社長になるわけなので、

そんな人がいきなりビッグマネーが絡む取引を主導してもうまくいくとは思えません。

しかも、そういったサラリーマン社長は「勝負をかける」というよりも、「いかに無難に任期を乗り切るか」という考えになります。

もし何か問題(買収劇の失敗など)があったとしても、任期さえ乗り切れば逃げられるので、

それが隠ぺい体質につながることもあります。

なので、あまり深く考えないで責任感もなしにトール・ホールディングスを買収した可能性は難が得られますね。

もう一つは、何らかの利害がからんでいる、という可能性もあります。

何千億円もの取引のうち、いくらかの金額が、何らかの形でサラリーマン社長の懐に入るような仕組みを作っていた、ということも考えられます。

さらに、競合相手や取引相手に何らかの弱みをカンタンに握られて、いいように利用されている可能性もありますが。

まあとにかくサラリーマンはどこまで行ってもサラリーマンなので、

歴戦の経営者には太刀打ちできないと思いますね。

当時の副社長である諫山親(いさやまちかし)氏は当時の社長だった西室氏の右腕として、

トールの取締役に就任していました。

彼はサラリーマンどころか郵政省に勤務していた公務員ですし、西室氏の言うことに無条件で従っていたことが想像できますね。

西室氏のことを探れば、いくらでもホコリが出てきそうですが、

彼もなかなかの権力を持っていそうなので、テレビやニュース記事にはなかなか出てこないですね。

まとめ

今回は日本郵政が赤字に転落する、というニュースを見て、気になることや思うことをまとめました。

これからの日本郵政の一連の発表は、今の斜塔である長門正貢氏がやっていきますし、責任追及も彼に対して行われると思いますが、

まったくツイてないですね。長門正貢氏はとんでもない時期に日本郵政の社長になったものです。

西室氏は今どこで何をしているんでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする