与謝野馨がガンを克服したシャント法とは?現在は自民党で復帰!

自民党が、元財務相の与謝野馨氏が政界に復帰することを発表しました。

「全身がん政治家」の著者でもある与謝野馨氏は、

39歳で悪性リンパ腫というがんの告知を受けて以来、

直腸がん、前立腺がん、下咽頭がんと、多くのがんを経験しながら、政治家として活動していました。

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そして2006年に受けた下咽頭がんの手術の影響で食道が狭まり、

さらに2012年の夏に食べ物が肺に入って、誤嚥性肺炎で入院しました。

その肺炎を繰り返さないためには、喉頭を摘出するしかなかったので、

与謝野馨氏は声を失って、2012年に政治家引退を発表したんですね。

でも今では、与謝野馨氏は見事に声を取り戻して、テレビにも出演したりもしています。

そして2017年には政界への復帰を果たすことになりました。

この与謝野氏が声を取り戻したきっかけとなったのが、「気管食道シャント法」という聞きなれない治療法との出会いだったそうですが、

これはいったいどんな治療法なんでしょうか。

気管食道シャント法ってどんな治療法?

まずシャント (shunt) という言葉の意味なんですが、

短絡、近道、バイパス、などの意味があるそうです。

この言葉が医療現場で使われる場合は、

血液透析を行う際、充分な血液量が確保できるように、動脈と静脈を体内、または体外で直接つなぎ合わせた血管の事

を指したり、

血液が本来通るべき血管と別のルートを流れる「状態」

のことを指したりします。

なんとなくですが、

ある道から別ルートへの道を確保して、そこに本来とは別のものを流す、というニュアンスでいいんでしょうか。

たとえば、

自転車専用の道路と自動車専用道路をつないで、車道でも自転車を通行できるようにする、ようなイメージを持ってみましょう。

結論から言いますと、「気管食道シャント法」は、

「気管(喉頭)と食道(咽頭)の間にある壁に穴をあけて両方を繋ぎ、その穴にはプロヴォックスとよばれる弁を付ける」

という治療法です。

喉頭がんや咽喉がんができてしまった人は、がんの進行度合いによっては、手術で喉頭を摘出するという治療が一般的です。

「喉頭」は、のどぼとけがある部分にある気管で、空気の通り道です。

役割としては、「発声」「誤嚥防止」「気道の確保」が挙げられるので、これを全部摘出すると、声が出なくなります。

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そこで、

気管(喉頭)と食道(咽頭)の間に穴を空けてつなぐことで、

本来食べ物の通り道である食道(咽頭)に気管(喉頭)から流れてくる空気を流して、

喉を震わすことができれば、発声できることになる

ということですね。

そしてこの穴には「弁(プロヴォックス)」が付いています。

この弁(プロヴォックス)を使いこなすことで「今は食道(咽頭)に何を流すのか」を選択できるようになるわけです。

この弁(プロヴォックス)の使用方法ですが、これは「喉に手を当てて、弁を開く」という方法が一般的なんだそうですが、

「ハンズフリー」で、自然に弁を開くことも可能だそうです。

この「気管食道シャント法」という治療法は、日本では珍しいそうなので、与謝野馨氏の実例を先駆けとして、

これを機に少しずつ一般的になっていくかもしれませんね。

日本では、従来の治療法である、「食道発声」や「電気式人工喉頭」が一般的ですが、

「食道発声」はゲップの要領で発声する方法で、マスターするのが困難みたいです。

「電気式人工喉頭」はあごの下にマイクのような装置を付けて発声するので、目立ちます。

与謝野馨氏は両方ともうまくいかなかったので、がん研究会有明病院という病院からの勧めで気管食道シャント法を実践して、

2013年には見事に声を取り戻して、2017年に政界に復帰を果たすことになりました。

まとめ

今回は、元財務相であり、「全身がん政治家」の著者である与謝野馨氏が、がんを克服して政界に復帰したという結果も驚きでしたが、

その過程にも興味がわいたので、与謝野馨氏が実践した「気管食道シャント法」について調べたことをまとめました。

難病を克服することは本当に凄いことだと思いますし、与謝野馨氏に勇気づけられる人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

これからの政界での活躍も気になりますね。

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